マクドナルド、農業者の心の健康を支援 カナダ農業界でメンタルヘルス対策を強化
マクドナルド・カナダが農業者のメンタルヘルス支援団体と連携。牛肉業界の若手約30人との対話を通じ、地域や仲間同士の支援強化を目指す。
環境
藤井誠司
8/22/20261 min read
農業者のメンタルヘルス支援に参画
マクドナルド・カナダは、農業者のメンタルヘルスと心身の健康を支援する非営利団体「Do More Agriculture Foundation」と新たな連携を開始した。
同財団は2026年8月、ウィニペグで開催されたCanadian Beef Industry Conferenceで協力関係を発表。マクドナルドは財団の「Champion Level」スポンサーとなった。支援金額は公表されていない。
Championは同財団のスポンサー区分で3番目のカテゴリーに位置し、Bayer、Corteva、WinField Unitedなどの農業関連企業・団体も参加している。
牛肉業界の若手約30人が意見交換
連携の第一歩として、農業における「心の健康と業界全体の役割」をテーマとした円卓会議が開かれた。
会議にはカナダの牛肉業界で今後の中核を担う約30人の若手リーダーが参加し、農業者が抱える精神的な負担や、業界としてどのような支援が可能かについて意見を交わした。
Do More Agriculture Foundationは、メンタルヘルスについて率直に話せる環境をつくることが、農業者同士のつながりを強め、孤立を防ぐうえで重要だとしている。
重要性増す「身近な人」の支援
円卓会議では、精神的に困難な状況に直面した際、「最初に誰に相談するか」という点も話題となった。
参加者の多くが挙げたのは、友人、家族、近隣住民など身近で信頼できる人々だった。この結果から、専門家による支援だけでなく、地域社会や仲間同士による「ピアサポート」の役割が改めて注目されている。
カナダでは現在、農業特有の経営環境や生活事情を理解したメンタルヘルス支援も広がっており、「SaskAgMatters」や「Manitoba Farmer Wellness」などの取り組みが進んでいる。
食品企業も農業者を支える時代へ
マクドナルド・カナダはこれまでも、牛肉、ジャガイモ、鶏肉、卵などの国内サプライチェーンで、生産者の存在を積極的に発信してきた。
今回の取り組みは、農業者のメンタルヘルスを個人だけの問題とせず、生産者、食品企業、農業関連企業、地域社会を含めたフードチェーン全体で支える動きの一例といえる。
出典:https://www.agcanada.com/daily/mcdonalds-to-do-more-for-farmer-mental-health
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